被曝建物の現役工場で日本唯一の金属箔加工技術を体験

から JPY ¥7,700.00
  • 期間: 2 時間 (約)
  • 所在地: 広島市西区, 広島県
  • 製品コード: JP-HSM-4055-40553

【ストーリー】

変色せず実用にも耐え得る金紙を、日本で初めて製品化した、広島県の「歴清社」は、1905年に「久永清次郎商店」金紙工場として創業するのですが、当初洋金の屏風は簡単には作れませんでした。
色は本金と遜色のない洋金で、4倍の厚さがあり、本金の0.1ミクロンに比べ、洋金は0.4ミクロン。また和紙の上に貼るには専用の接着剤が必要で、その上洋金は変色しやすく、指で触れると触れた部分の色が変わってしまいます。これを防がなくては売り物になりません。創業者は10年の歳月をかけて洋金に合った接着剤とトップコートを開発しました。これにより、安定して良い商品を作る事が出来るようになり、その後、時代の変化によって、新しい素材や分野にチャレンジしながら現在に至ります。

元々創業者は、浅野藩と共に広島にやって来て根付いた商人、刀剣商だったそうです。
しかし明治の廃刀令によって刀剣を扱う事が出来なくなったため、新たな商品を売買する必要に迫られました。そのため香炉、掛け軸等の調度品を扱っていたのですが、その中で一番引き合いのあるのが金屏風。ホテルや宴会場のない時代、旧家や大地主などの階級は家でお祝い事を行うため金屏風は必需品でした。ならば自分で作ってしまおうと考えましたが、京都製にはどうしても負けてしまうという課題に直面…。そんなとき、かつて久永家のあった堀川町のご近所の仏具屋さんに額縁屋さんを紹介され、この課題をクリアするヒントを得ます。額縁の金色は本当の金を使っているのではなく、洋金(銅と亜鉛の合金)を使っているとのことでした。
その後、本金箔と同様に変色せず実用にも耐え得る金紙を日本で初めて製品化しました。以来、評判が評判を呼び、国内のみならず世界にも販路を拡大。神社仏閣はもとより、高級ホテルや美術館など様々な場所で金属箔が活用されています。

これまでの壁紙の分野では、問屋の望む商品を作るということから逸れることが難しかったとのことですが、アパレルなどの異業種であれば逆提案がしやすい事、そして自由で新しい提案が出来る事に気付き、紙以外の素材への箔押しも現在展開されています。例えば、某有名ブランドの店舗テントにロゴマークの箔押し。テントのような撥水素材への箔押しは難しいに違いないのですが、野外での使用に耐える実用性があり、かつ美しい仕上がりで受注を獲得したとのことでした。
金属箔は、時代の変化や戦争という大きな危機を乗り越え、現在もチャレンジし続けています。

【ハイライト】

  • 金の箔ではなく真鍮の箔?! 金沢でも京都でもない広島の「箔」の歴史とは
  • 遥か昔から日本の美しさを彩ってきた箔作りの現場の見学ができる
  • 被爆遺産建物でもある暦清社の建物の歴史から見る平和への祈り
  • 実際の職人さんから教えてもらいながら作れる箔を使ったポストカード作り
  • 箔でデザインしたポストカードを飾れる額縁も箔デザインで制作!セットで作成が可能!


【体験の流れ】

このプランは、開始時間を選択できます。ご予約の際にお好きな開始時間をお選びください。

[00:00] 日本の金箔文化について/歴清社について
[00:20] 原爆を経験しても未来へつなげる被爆遺産建物について
[00:40] 工場見学
[00:50] 箔押し体験・作品と一緒に写真撮影
[01:30] お買い物などお楽しみいただけます
[02:00] 終了


【重要事項】

  • 体験時間:2時間
  • 集合場所:歴清社 本社  [MAP]
    〒733-0003 広島県広島市西区三篠町3丁目20-4
  • アクセス:JR横川駅、広電横川駅から徒歩約10分
  • 予約可能な最低人数:2名
  • 言語対応:日本語、英語
  • 含まれているもの:
    ・工場見学
    ・体験(ポストカード1枚、額縁1つ)
    ・材料費(梱包含む)
  • 参加者条件:腰痛がある場合は参加を推奨しません。
  • 特別対応:荷物の預かりサービスがあります。
  • 無料Wi-Fi:〇
  • トイレ:〇(洋式)
  • その他注意事項:著作権・肖像権保護の対象があり写真撮影ができません。


【キャンセルポリシー】

体験開始時間の72時間前まで:0%
体験開始時間の72時間前~開始時間まで:100%
体験開始後のキャンセルまたは無連絡キャンセル:100%
※決済終了時点で、キャンセルの場合には取消手数料10%が発生いたします。
※表示したキャンセルポリシーは取消手数料を含みます。